地震や水害が多い日本。最近も地震があり、初の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」という情報も出ましたね。
被災された方、避難生活をしている方の一日も早い復興を願っています。
災害が起こっていない地域の方の中には、災害に備えているご家庭も多いと思います。
しかしながら、子育て中はもちろんのこと、さらに発達に特性のあるお子さんを育てていると、より「災害が起きたらどうしよう」と心配になりますよね。
私もそうでして、色々調査しながら対策を行っています。
今回は、特性のある子どもを持つ母でもある私の視点で、必要な備えについて書いていきます。
すぐに準備できて、普段から活用できるものもあるので参考にしてくださいね!
この記事を書いた人
子ども時代から家の防災対策は私の役目でした。
お小遣いで転倒防止の突っ張りや踏ん張り君を設置したり、非常持ち出しバックの準備をしてきました。
大人になっても変わらず、防災意識が異常に高まる時期が波のように来ます(笑)
【再確認】一般的な防災について
一般的に必要な備えについては、上記のサイトが参考になりますが、簡単にまとめると、
のようになります。
私たちのような、発達に特性のある子どものいる家庭では上記の事に加えて、
があるといいのではないかと考えます。
順番に見ていきましょう。
おでかけ用リュックに必需品を入れておく
普段使っているおでかけ用リュックに必需品を入れておくと、災害時には非常持ち出しリュックになります。
我が家では、着替えやオムツ、除菌シート、使い捨てスプーン、ペットボトルなどを消耗品と、よく食べてるクッキーなどのおやつを多めに入れてます!
飲み薬がある場合には、それも多めに入れておくといいですよ。
感覚過敏がある場合は、普段使っている刺激低減グッズも入れておきましょう。
非常持ち出しバッグにもなるし、お出かけ先での避難にも使えます。
お気に入りのものを各所に置いておく
家や車など、各所にお気に入りのものを置いておくと、普段の時間つぶしにも使えるし、在宅避難や車中泊になる時の安心材料のひとつになります。
我が家は、家と車それぞれに安心材料の毛布を常備してます。
いつものお気に入りのものが一つあるだけでも安心感がありますね!
小銭を多めに作っておく
災害時にも必要なお金。停電すると、カードなどの電子決済は使えなくなる可能性があります。
おつりも不足する恐れがあるので、なるべく小銭を用意しておくといいでしょう。
我が家では、100均で売ってる小銭ケースにまとめています。
子どもに身の守り方を知らせる
通っている園や学校でも避難訓練があると思いますが、家庭でも、身の守り方を一緒に確認しておきましょう。
一人で外出できるくらい大きくなったら、避難場所や経路、連絡手段などを一緒に確認するといいでしょう。
息子はまだ4歳で、ほとんど大人と一緒に過ごしています。
ただ、大人がトイレに行くなどで1人になる瞬間があるので、その時に地震が来たらどうすればいいかを時々確認しています。
子どもなりに理解と見通しがあることが安心材料の一つになると思います。
周囲に理解者を増やしておく
災害時は、自助・互助(共助)が必要になります。
そのため、普段から隣近所と良好な関係を築いておくことで、いざという時に協力を得られやすいです。
私はコミュ障ですが、会ったら挨拶して、ちょっと雑談する位の関係性は作っておこうと思って頑張っています(笑)
また、家族の情報カードなどをあらかじめ作っておくと、避難時の担当者に説明がしやすいようです。
電源の確保
自宅が無事だった場合、在宅避難をするかもしれません。子どもの事を考えると、住み慣れた家で過ごした方が安心できそうな気がしますよね。
在宅避難を想定して、蓄電池や太陽光発電など、停電時の電源の確保をしておくのもおすすめです。
我が家は太陽光発電を導入しています。蓄電はできないけれど、夏場、晴れている時は、エアコンで使う電力より多い電力を発電できています。
壊れていなければ、停電時にも活用できると考えています。
福祉避難所・スペースの確認
各自治体には、災害時、「福祉避難所」の設置が義務付けられています。
「福祉避難所」とは、高齢者、障害者、乳幼児、妊婦さんなど、特別な配慮が必要な方を対象とした避難所で、その人それぞれに合わせた配慮をしてもらえるとされています。
また、一般の避難所の中には、体育館などで過ごすことが難しい人が過ごすことのできる、空き教室などを活用した「福祉避難スペース」の設置がある場合も。
ただ、福祉避難所やスペースを利用したい場合、自治体にもよりますが、手順が少し複雑です。
まず、一般の避難所に避難し、担当者に相談。
必要性が認められた場合に福祉避難所などに移ることができます。
自治体によっては、事前に相談・登録することで福祉避難所に直接避難ができる場合があるので、自治体の福祉担当窓口や支援団体に相談してみるとよさそうです。
まとめ
今回は、発達障害など特性のある子どもを持つ家庭が、プラスして準備した方がいい備えについて書きました。
一般的な備えにプラスして、
- おでかけリュックには必需品を多めに
- お気に入りを各所に置く
- 小銭は多めに用意
- 身の守り方を確認
- 電源の確保
- 福祉避難所、スペースの確認
をしておくと、よりいいのではないかと思います。
災害時はいつものペースを取ることができないし、どうなってしまうのか不安は尽きませんが、今できることをやって備えておくことで、不安が少しでも減ったらいいなと思います。
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