この記事では、発達ゆっくりな3歳男児がヤマハ音楽教室に通っているレビューと、親の私がやってよかったこととやらなくてよかったことを紹介します。
3月ごろのこの記事で、ヤマハ音楽教室の体験に行くことをお伝えしました。
その後、3歳児コース「ぷらいまりー」に入会することにしました!
5月に開講して1か月。キーボードとオンデマンドサービスで、家でも楽しんでいます。
ここまで楽しんでいるとは予想外でした。
この経験から、保護者がやってよかったことと必要のないこと、習い事に対する保護者の姿勢について大切だなと思ったことを共有させていただきます。
なお、現在の正式名称は「ヤマハミュージックスクール」ですが、便宜上こちらでは「ヤマハ音楽教室」とさせていただきます。
息子は、今のところ周囲にあまり関心がなく、穏やかで自分の世界を大切にしているタイプです。かなり真面目で、理解できればしっかり対応しようとします。頑固な一面もあり、言っても伝えても譲れないこともあるけれど、控えめにって大好きな息子です。
大好きだけど、、大変なことはありますよ~~~
実際に通っているヤマハの「ぷらいまりー」とは?
ヤマハの「ぷらいまりー」とは、ヤマハ音楽教室のコースの1つで、3歳児~5歳児までのお子さん向けに音楽教育を行います。
昨年度までの3歳児の「おんがくなかよしコース」と、4~5歳児の「幼児科」が改変してパワーアップした3年間のコースです。
「きく→うたう→ひく→よむ→つくる」という子どもの発達に合わせた独自のプログラムで、音楽の基礎力を身につけていきます。
※ヤマハ音楽教室の公式サイトはコチラ!
鍵盤はもちろん、歌ありダンスありお話ありの楽しい時間となっています。
ヤマハのぷらいまりーに不安の強い3歳児が通いだしてから…
入会してから1か月が経ちました。
不安感たっぷりの初回からどのように慣れていくことができたのでしょうか?
息子の様子をまとめてみたいと思います。
初回…
初見ばかりで顔をしかめる
体験レッスンに行ったものの、扱う曲はまだあまりなじみのないものばかり。
“初めて”が苦手な息子は、ずっと「ひきつった半笑い」でした。
ジャンプはする
全身を動かしてリズムを感じる「リズムステップ」では、保護者と一緒にスペースに出て全身でリズムを表現します。
手をつないでジャンプしたり大きく動作を付けて歩いたりする、簡単なダンスのように動きます。
息子は、最近ジャンプができるようになり、かつ、母と手をつなぐという安心要素があることから、安心してジャンプの動きを楽しめている様子でした。
2回目
エレクトーンもちょっと楽しい
エレクトーンでは、音源に合わせて、グーにした手で打楽器のように鍵盤を弾きます。
自分の意思で引き始める息子。音楽や先生の話を聞きながらできたことが楽しかったようです。
グーにした手で打楽器のように鍵盤を弾くこの動き、実は「指で弾く」動作の基礎の動きをしています。
弾く動作は、指だけでなく腕全体、時には体全体の重みをかけて行います。
そのため、腕全体を上げて鍵盤に降ろすという動きは、鍵盤を「弾く」という動作の基本になるのです。
考えられてるな~と思ったよ!
ちなみにエレクトーンについては、後々ピアノを弾きたいと思う方にとっては導入への賛否両論があると思います。
エレクトーンはピアノと比べて鍵盤が軽く、手のフォームや弾き方にも違いがあるためです。
しかし、この年齢に関していえば、様々な楽しい音で弾くことができるので、私はありなんじゃないかなと思います。
家庭では
キーボード、楽しい~!!
「教室で使うのと同じ音があるよ」と、教室の方に勧められ、ヤマハのキーボード「Remie(レミィ) 」を購入しました。
↓これが、「Remie(レミィ) 」です。
同じ音で練習できるなんて最高!!と思ったのですが、ふたを開けてみると同じ音が全部入っているわけではありませんでした。
言葉の受け取り方が悪かった(私が)💦
そんな感じの出会いでしたが、息子も私も大ヒット。
息子は大好きな電車関連の音があることを発見し、一気にテンションが上がりました✨
その音に飽きてくると、教室でやったのと同じようにグーで音源に合わせて弾く様になりました。
私は、この価格にしては音質が思ったよりきれいで感動し、いろんな音を出して試しては遊んでいます。
音源全部聴きたい!
教室で聞いた楽曲はほとんど覚えていた息子。
音源は生徒専用オンデマンドサービスで聞き放題です。
「次は♪たんぽぽ 聴きたい」等と次々リクエストし、レッスン内容を一通りやりたい息子。
15-20分あれば終わるので、一緒に遊べる時間が持てていいなあと思いながらやっています。
なぜ、息子にヒットしているのか?
上記のように、体験での「ほんの少し触る」姿からは思いもよらないような姿が見え始めていて驚いているところです。
なぜ息子にヒットしたのでしょうか?
- もともと歌は好きな方だから
- 第一印象がよかったから
- キーボードに大好きな電車関連の音が入っていたから
- 親子同伴だから
- 毎回のレッスンは、同じ曲を繰り返し学ぶスタイルだから
- 子どもは成長しているから
が考えられます。
もともと「山手線の歌」で駅名を覚えるくらいには歌に抵抗感はない状態でした。
そして体験も嫌な思いもなく終えることができました。
買ってもらったキーボードには、大好きな電車の踏切の音や走る音、他の乗り物の音が好きに出せて一気に距離が近づきました。
さらにレッスンは、親子同伴で、同じ曲を繰り返し楽しむスタイル。新しいことに苦手意識を持つ息子にとっては、聞き覚えのある曲が繰り返し出てくることで、安心感を持ちながら自信を持って取り組むことができるようになっていきます。
そして、欠かせないのが子ども本人の成長です。子どもは日々成長しています。
昨日はよくわからなかったことが今日は分かるようになった、なんてことも。
理解力や判断力が伸びていくことで、より意欲的に取り組むことができるでしょう。
そして、子どもの好きや得意・苦手を把握することがなによりも大切だと感じます。
息子の場合も、得意・苦手を把握して選ぶようにしたことが、現在楽しく通えている要因の1つではないかなと思います。
3歳くらいの年齢の場合、やはり親など保護者の役割は大きいなと感じます。
次項では、今回私が各所に働きかけたことを共有します。
やってよかったこととよくなかったこと
ヤマハの教室に通うにあたって、いくつか親の私が行ったことがあります。
主に環境調整ですが、やってよかったこととやる必要はなかったなってことを挙げていきます。
やってよかったこと
息子へ、さりげなく音楽を流し続けた
せっかくキーボードを購入したのだから、家でもやってもらいたい…!という願いも混ぜこみながら、「さりげなく音楽を流す作戦」を行いました。
ヤマハの生徒専用サイト「LMS」にてログインすると、現在のコースの音源を動画付きで鑑賞することができます。スマホでもPCでもタブレットでも可なのでとっても便利!
※一部古い機種等は対応できないようです。
この機能を使い、食事中や遊び中のBGMとして流してみると、「はっ聴いたことある!」という表情をして興味を持ってくれました。
キーボードへのお誘いもスムーズに、むしろ自ら始めています。
ノンストレスで復習が出来ていますよ。
自分からやりだしてくれるのでほんとまじでノンストレスでむしろ楽しいよ!
ヤマハの先生へ、窓の目隠しをお願いした
「ヤマハは~電車をみるところ!」とか言い始めていたくらい、窓から電車が丸見えになる立地の教室。
窓の外が気になるというのは、程度の差はあれ定型発達の子どもにもありがちなことですが…
息子は程度がひどかったので、クラスの進行を妨げるようなことになってはいけないと思い、
「電車が好きすぎて、気になってしまうんです。目隠しとかするのって難しいですかね?💦」
と相談してみました。
すると快く対応してくださり、次の回にはヤマハ音楽教室のキャラクターぷっぷるたちの布を貼って、目隠しにしてくださいました。
←この子がぷっぷる。
かわいいです。
※こちらは、ぷっぷるのおんぷカードの広告です。
ありがたいです!!
必要のなかったこと
息子が興味なかったらどうしよう…と考え込むこと
習い事はお金も時間もかかりますよね。
しかも特性のある子の場合は「うまくいかないかもしれない」と簡単に想像できてしまいがちです。
私も、息子が行くのを嫌がったら、どれくらい踏ん張ってから辞めようか…と考えていました。
一方で夫は「やってみることに価値がある」精神の持ち主。
私がくよくよしているたびに「やってみないと分からないんだから、合わなければ次、合わなければ次、で楽しめるものを探していけばいい」と言っています。
本当にそうだなと思います。
「トライ&エラー」の精神で、もしだめだったなと思ってもあまり気にしないで、どんどん次に行けばいいんです。
その方がお互いにウィンウィンだなと思います。
ヤマハのレッスンをするにあたり準備したもの
準備したものは
自宅練習用のキーボード
これだけです!
他は教材に含まれていたため何も必要ありませんでした。
それでも、キーボードだってピンキリでそれなりに迷いますよね。
来年続けるかどうか我が家が購入したキーボードは、この「ヤマハのRemie(レミィ)」。
↓はヤマハ公式サイトのRemie(レミィ)紹介ページです。
ヤマハのRemie(レミィ)は、手ごろな値段で扱いやすく音質もいいので、「今後続けられるかどうか分からない」という状態の方におすすめしたいです!
- ぷらいまりー1年目の時期にぴったりの鍵盤数。
- 効果音が入ったキットも入っていてそれが楽しい。
- 音質も良く、きれいに聴こえます。
- また、音当てクイズの機能もあり、時々一緒にやっています。(主に私が)
- 軽くて子どもの力でも余裕で運べます。
- テーブルに置けばすぐに姿勢よく練習ができ、音質もクセがなくていいと思います。
一方で軽くて鍵盤数が少ない分、ぷらいまりー2年目に入ると物足りなくなってくるので、買い替えは必要だなと思います。
でも、キーボードとしては手ごろな値段で扱いやすく音質もいいので、「今後続けられるかどうか分からない」という状態の方におすすめしたいなと思います。
まとめ
子ども一人一人にとって、合っている習い事は違います。
子どもの得意や苦手を知ることで、きっとその子それぞれに合う習い事が見つかると信じています。
不安の強い息子にとっては、保護者同伴で繰り返し同じ曲を学ぶ「ヤマハのぷらいまりー」は合っているなと感じました。
ヤマハの教室での経験は、息子の世界をぐっと広げてくれるでしょう。
子どもの成長に伴って、いつかやめる時が来るかもしれませんが、それまでは一緒に通い続けたいと思います。
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